SBIアートオークション下見会
2020年1月31日
SBIアートオークション下見会
今日はSBIアートオークションの下見会に行ってきました😃
SBIアートオークションの下見会に行くのは昨年ぶりくらい。
アートオークションの下見会は買えなくても行くべきです!(笑)
- アートオークションは新進気鋭の作家の作品が並んでいて日本現代アートの潮流がわかりやすいこと
- 希望競売価格(というんでしょうか?)が提示されているので、素人でも絵画の価値がわかりやすいこと
- 「鑑賞」ではなく「購入する」気持ちを持ちながら見られるとまた絵画を違った視点で見られること
- 無料!笑(SBIの場合)
SBIアートオークションで今回出品される作品の中で気に入ったアーティストの方がいたので、備忘録がてら紹介します。
1.名和晃平氏 HP:KOHEI NAWA
泡のようなガラスビーズの作品で近年注目の名和晃平氏。今回の出品作品では泡のガラスビーズ作品というよりも小規模の絵画メインでした。出品作品どれもが、「泡」のような球形のモチーフを中心とする世界観が確立されていて、見ていると吸い込まれてしまうような、不思議な訴求力がありました。球形をモチーフとする作家は多いですが、名和氏の球形は「粘菌」や「水滴」のような”小さきモノが身体を寄せ合っている”繊細さから、自然性を感じて、私は非常に好きです。
2.松山智一氏 HP:tomokazu matsuyama, 松山智一
一群の絵の中でもぱっと目を引く松山智一氏の絵画。ポップアートの鮮やかな色彩遣いと浮世絵のような幻想感が独特の世界観を放っていました。松山氏は、19年10月、ニューヨークを象徴する「バワリー・ミューラル」の壁画を手がけたことで一躍日本でも注目され、情熱大陸にも取り上げられています。今後の活躍が期待されるところではありますが、一方でデザイン性が強すぎて「0から1をつくる作家」でありうるのかは個人的には気になる所ではあります。
3.大庭大介氏 HP:https://www.daisukeohba.com/
下見会では大庭氏の作品は一点しかも30cm四方の割と小規模の絵だったのですが、一際繊細見たことのない色調の美しさに目を奪われてしまいました。波打ち際で見つけた貝殻の螺鈿のような、理科の実験で見たガラスから放たれるプリズムの瞬きのような、七色の輝きは派手さはなくても、自然と目が引かれるものがあります。
私、リ・ウーファンも好きなんですけど、極限まで余剰を排除したシンプルさやメタリックな輝きを持っている絵画に惹かれる傾向にありそうです。
以上、個人的注目作家の紹介でした!
その他だと、SBIアートオークションは草間彌生の作品を出品していましたが、彌生ちゃんの絵は世界観そしてお値段ともに別格ですね…
オークション当日の様子は、藝大卒展に行っていたので見られなかったのですが、なかなか高価格帯での買い落としがされたようですね。私も近いうちになるべく早く買う側に回りたいものです。
では!